2009年2月22日日曜日

マーケティングの定義

「マーケティングとは?」

この質問にしっかりと答えられる人は意外にも少ないものです。

マーケティングという言葉を簡単に定義するとしたら次のような説明となります。

「企業が私たち消費者に対して、どのような製品を作れば売れるのか・どんな消費者に売ればよいのか・それをどのように売ったらよいのかといった企業組織の活動」といった概念です。


では企業活動とはいったいどのような活動のことを指しているのでしょうか?
一般的には、私たち顧客に対してのアンケート調査、その結果で得たデーターの分析、分析結果による商品の開発や企画・設計、さらにそれに基づいて商品化されたものの宣伝や営業・広報、それによる流通・販促といったマーケティング活動のことだと思います。


消費者とあまり関わりのない、研究や製造などはマーケティングの定義からは離れてしまうかもいれません。


また、マーケティングの定義にはこの他にも、特定の消費者に対してのコミュニケーションを図ることによっての情報収集や、固定客を確保し顧客の意識や価値を高めるといった活動も行われ、それによって顧客同士の「口コミ」といった大きなマーケティングにも繋がっていくのだと思います。


ちなみに日本マーケティング協会が1990年に発表した日本におけるマーケティングの定義とは「企業および他の組織がグローバルな視野に立ち、顧客との相互理解を得ながら、公正な競争を通じて行う市場創造のための総合的活動である」とされています。


定義をしっかりと理解することが、仕事の効率化、効果的なマーケティング戦略の構築の第一歩といえるでしょう。

マーケティングの資格

マーケティングの資格というと、どのようなものがあるのでしょうか?

日本では、2005年1月に国際実務マーケティング協会が主催となって「マーケティング・ビジネス実務検定」という資格が創設されました。


「マーケティング・ビジネス実務検定」の特徴としては、特定の職種にとらわれない幅広い共通のマーケティング知識の習得や、仕事に役立つ実務知識の習得、就職や転職に役立つ学習と資格の取得といった実際の営業の仕事や販売の仕事に適した資格なのです。

まだまだ聞きなれない資格のひとつですが、近い将来きっと私たちの身近な資格となり、これからの企業の発展と私たちの生活の便利さへとつながっていくことでしょう。


こちらの試験では、マーケティング知識とマーケティング事例の2つに分類され出題され、A級・準A級・B級・C級とレベルアップ方式に分けされています。

出題方法は、○×式の一問一答となっており、合計点数の7割から8割が合格ラインとなっているようです。

最初はC級の試験(年に3回)から実施され、レベルに応じた講座を学び、1つずつレベルがあがっていく仕組みとなっています。


講座は、レベル毎に1日集中対策講座や1ヶ月間の通信講座などがあり、仕事に無理なく学ぶことができるようになっており、学生の方や地方の企業の方にもとても気軽に学べる仕組みとなっています。

マーケティングの口コミ手法

口コミとえば、今では単なる手法のひとつとしてではなく、マーケティングにおける概念として確立されています。

それでは、その口コミの手法としてのマーケティングにはどんなものがあるのでしょうか?

いくつか例あげてみますと、商品を共有しあうコミュニティー(グループや集い、ファンクラブ、会報誌)などを提供し消費者の共感を得る「コミにティーマーケティング」といった手法や、商品やサービスを特定の消費者に提供し口コミを発生させる「種まきマーケティング」といった手法、ブログなどによる実体験的なコミュニケーションを図る「ブランド・ブログ・マーケティング」といった手法などがあげられます。


このように口コミひとつをとっても様々なマーケティング手法があり、それぞれが重要な役目を果たしているのがわかるかと思います。


私たちは、その手法によって適切な情報を得たり、そしてその情報を他へと発信しているともいえるでしょう。

手法をつきつめて考えてみることは決して無駄な時間になりません。
少しでも、有効なマーケティング手段の開発を考えてみれば、口コミの強力さを見落とす手はないでしょう。

マーケティングSEO検定

最近ではインターネットにおけるマーケティングの需要が高まり、SEO検定協会という団体が主催する「SEO検定」を受検する人も増えてきています。

あまり聞きなれない人もいるかもしれませんが、この「SEO検定」は、主にマーケティングに趣旨をおいたWebサイト構築の知識や、サイト運営の知識などを各級においてレベル分けし出題されます。


「SEO検定」取得の主な効果としては、適切なサイト製作・売上げや集客アップを実現するサイト製作・自社および競合サイトの分析・サイトに対する適切な投資分析・サイト構築・運営会社に対する適切な選択能力などの、Webマスターとしての重要な知識・技術の習得にあります。


このように、マーケティングにおける検定は様々な分野があり、その中から自分にあった検定を習得することが、結果的に能力を活かすことに繋がるのです。

検定を受ける前に、どの検定がいま必要か、自分にあった検定なのかよく考察する必要がありそうですが、非常にマーケティングをしていく上で、重要なSEOを知ることができるので、一度検討する価値があるかもしれません。

資生堂のマーケティング

誰もが知っている資生堂のマーケティングをご存知でしょうか?


資生堂は、本社を主体としたブランドマーケティング、チェーンストアーをストアマーケティング、販売会社をエリアマーケティングと3つのマーケティングに分類し活動を展開しています。


まず、ブランドマーケティングとは、それぞれの商品価値を消費者に共感してもらうことで、その商品に対するロイヤリティーを高めるという手法です。

具体的には、リーディングブランド(幅広い世代の消費者獲得)と、メリット化ブランド(チャネルのメリット化を促進)の二つに分け、ブランドの特性に合わせたマーケティングを展開することをいいます。

女性であれば資生堂を誰もが知っている上に、そのブランド力を感じているでしょう。
この背景には、このようなマーケティング戦略があるのです。


また、ストアマーケティングとは、店舗のメリットを生かしたコンセプトを明確にさせ、これにみあった品揃え、店作り、接客を行い消費者がお店に対するロイヤリティーを高めることをめざすことをいいます。


そしてエリアマーケティングとは、地域性やその店舗にあった商品(ブランド)を投入し、各店舗のメリット化を推進することで市場性の向上をめざすことをいいます。


資生堂は、このような三者合作の共創マーケティングを確立させ、それぞれのノウハウを生かした推進をし、消費者のニーズに対応した事業展開をおこなっているといるのです。

この戦略からは非常に多くの示唆を得ることができますね。

モバイルSEMマーケティング(サーチエンジンマーケティング)

ケータイ・ビジネスの最先端マーケティング手法として、各企業から注目を集めているのが、モバイルSEMです。

モバイルSEMとは、携帯電話(ケータイ)を媒体としたSEM=Search・Engine・Marketing(検索エンジンを広告媒体として積極的に活用するマーケティング活動)を意味しています。


ケータイ・コンテンツの内容に関連性のある広告を掲載することにより、その分野に関心の高い優良な見込みのあるユーザーに訴えかけることができるのです。

近年の技術の進歩により、携帯電話の高機能化しており、現在ケータイ・コンテンツは、大きく進化しています。

従来のゲームや着うたなどに加え、オークション・ショッピング・ケータイ小説など、さらにはそれら全てを複合させたケータイSNS(コミュニティ型webサイト)の急成長によって大きな市場と変化してきています。


個人のケータイHPを利用したアフィリエイト広告なども、無料HP作成コンテンツの普及などにより増加を遂げています。

ケータイ・コンテンツを最も多く利用している、若年層や主婦層をターゲットにしたマーケティング戦略をたてることが成功の秘訣といえるでしょう。

これからは、携帯マーケティングを制することが、重要な戦略となりつつあります。

キャラクターマーケティングとは

キャラクターマーケティング、通商キャラマーケティングとは、キャラクターを活用することにより、企業の製品の差別化や販売促進を図る比較的新しいマーケティング手法のことを指します。

提案したキャラクター自体の人気が高まることにより、その価値が生まれ、新たなビジネスチャンスを得る可能性をも秘めています。
マーケティングにとどまらない、将来展開の可能な手法と言えるでしょう。


キャラクターマーケティングは、イメージアップや商品の販売促進のために他社の人気キャラクター(サンリオやディズニーなど)を用いたり、企業独自が開発したキャラクター(不二家の「ペコちゃん」やキリンビバレッジ の「生茶パンダ」など)を使用したりするのが一般的です。


こういったキャラクターを用いることにより、企業側でのコントロールが効きやすく、芸能人などと違い歳も取らないため、長く使ってもイメージが変わることが少なく、フライデーのような週刊誌などによるスキャンダルでイメージダウンをしてしまうようなリスクも軽減されるという、企業側にとって大変利点の高いマーケティングが成立するのです。


またキャラクターマーケティングにより、製品の性能やコンセプトを消費者により判りやすく伝えることが可能となります。


付加価値を生むと同時に、マーケティングの強力なツールとしてのキャラクター。
一つの手段として、検討をする価値はあるかもしれませんね。